小学生の頃
毎年のように新しい先生が来る。
赴任した先生は
全校集会で自己紹介をする。
その話を聞きながら
いつも思っていた。
この人は
どんな人なんだろう。
怖い先生なのか。
優しい先生なのか。
そういうことではない。
どんな人間なんだろう。
顔や雰囲気も見るが
気になるのは
話し方と言葉の感じだった。
子どもの頃は
新しい人に出会うことは意外と少ない。
だから先生は
数少ない新しい人だった。
今思うと
あの頃から
人の中身を見ようとしていたのかもしれない。
記憶は曖昧だが
最初のあいさつの印象と
大きく違う先生は
あまりいなかった気がする。
もし全然違っていたら
きっと覚えているはずだ。

