祖母は、いつも兄をひいき目に見ている感じがしていた。
兄は1歳上。
小さい頃はよく兄弟喧嘩をした。
仲良く遊んでいると思ったら、いつの間にか喧嘩になる。
それが日常だった。
喧嘩が始まり、祖母が目撃すると、なぜかオレが怒られる。
人を可愛がるのに理由はいらないし、悪気もなかったのだろう。
実際にオレが悪いときもあったはずだ。
でも、完全に兄が悪いときでも、オレが怒られることがあった。
そのときは、泣きながら母に言いにいった。
すると母は祖母に言った。
「どうしてこの子ばかり怒るの。余計なことしなくていい。」
嫁が姑を注意する。
今思うと、ここでも母の強さが見える。
そして正直に言えば、
その構図を、少しだけずるく使ったこともある。
祖母の話を書いたつもりだったが、
結局また母の話になってしまった。
