家族編

家族編

姉の彼氏

姉が高校2年のとき、家に彼氏を連れてきた。相対評価の時代に、体育や家庭科も含めオール5。見た目も良いし、性格も姉御肌。一体どんな彼氏を連れてくるんだろう。多分イケメンに違いない。そう思っていた。ドキドキしながら、姉と駅で待った。あれ?全然イ...
家族編

筋と迷い

自己理解のために書いてきた記録を、Kindleとして形にしようと思った。自分がどう思われるかは気にしていない。それでも、家族のことが頭に浮かぶ。「迷いの記録① 2と3の弟」そこには、姉と兄の話も出てくる。書くこと自体に迷いはない。でも、伝え...
家族編

姉の長女と3割

姉には三姉妹の子どもがいる。長女が大学生の頃、見た目にコンプレックスを持っていた。オレから見れば普通だ。間違ってもブスの部類には入らないと思う。でも長女は、どうしても可愛い次女と比べてしまう。確かに次女は誰が見ても可愛い。ジャージにノーメイ...
家族編

泣いて帰った日

こうして記事を書いていると、たまに変な記憶が蘇ることがある。小学4年か5年の頃。泣きながら、ひとりで下校した日があった。詳しいことは覚えていない。オール5の姉。頭のいい兄。ゲーム機を買ってもらえない家。全部が嫌だった。悲しくて、虚しくて、悔...
家族編

叫んだ夜

中学2年のときだったと思う。いつもの日常だった。部活が終わり、夕刊を配達し、自宅へ向かう。家の近くまで来たとき、父と兄の怒鳴り声が聞こえた。母の「ちょっとやめて」という声。姉の声も混じっている。慌てて玄関を開けた。茶の間には物が散乱していた...
家族編

ひいき目の祖母

祖母は、いつも兄をひいき目に見ている感じがしていた。兄は1歳上。小さい頃はよく兄弟喧嘩をした。仲良く遊んでいると思ったら、いつの間にか喧嘩になる。それが日常だった。喧嘩が始まり、祖母が目撃すると、なぜかオレが怒られる。人を可愛がるのに理由は...
家族編

どれがいい?

遠い昔の記憶。母は工場で働いていた。仕事場に隣接された職場用の保育園に、オレと兄は通っていた。朝、預けられ、夕方、迎えに来る。たまに少し遅くなることがあった。迎えがなかなか来ないときの淋しさは、今でも少しだけ記憶に残っている。でも、楽しみも...
家族編

あの頃の母

母はとても強い人だ。兄が不登校になったとき、母が相当参っている雰囲気を感じていた。当時は「不登校」ではなく「登校拒否」と言われていた時代だった。学校へ行かないことは、ほとんど悪のように扱われていた。父は「学校に行かないのは世間体が悪い」と母...
家族編

亭主関白

父は昔ながらの亭主関白っぽい人だ。小学低学年の頃の記憶がひとつある。茶の間で晩酌していた父が、いきなり茶碗をぶん投げた。茶碗は割れ、母が無言で片付けていた。理由は怖くて聞いてもいない。その記憶だけが残っている。それ以来、父は少し怖い存在だっ...
家族編

2と3の弟、オール5の姉、年商1億の兄

小中学生の頃、自分の通知表はほとんど2と3だった。その頃、4歳上の姉は体育や家庭科も含め、ほぼオール5。1歳上の兄も、運動はできないが成績は良かった。今では兄は、小さな会社だが年商1億の経営者だ。外から見れば、劣等感があって当然の構図だと思...