姉には三姉妹の子どもがいる。
長女が大学生の頃、見た目にコンプレックスを持っていた。
オレから見れば普通だ。
間違ってもブスの部類には入らないと思う。
でも長女は、どうしても可愛い次女と比べてしまう。
確かに次女は誰が見ても可愛い。
ジャージにノーメイクでもナンパされるらしい。
だからオレは言った。
確かに、長女と次女を比べれば、 7割くらいの人は次女が可愛いと言うかもしれない。
でも、それはそれは別に問題じゃない。
そこまで言ったところで、
「ちょっとそれ酷くない?」
と遮られた。
本当はその先があった。
人は多かれ少なかれコンプレックスを持っている。
その見た目が、 整形するほどのもので、 二度と元に戻れない覚悟があるなら、
それも一つの方法だ。
でも、そこまでじゃないだろう。
3割の中に、 人生を共に歩いてくれる人が1人いれば、 それで十分じゃないか。
それで納得がいかないなら、 オレの話をするつもりだった。
学生の頃は相対評価の時代にオール5の姉。
大人になると年商1億の兄。
小中学校ずっと2と3のオレ。
それでも、オレはなんとかやってきた。
べつに、不幸にも見えないだろう?
長女は今、先生になっている。
あの頃、見た目で悩んでいた時間も
きっと必要な時間だったのだと思う。
次はいつ会えるかな?

