教頭=正しい?


中学生のときの話。

体調が少し悪く、部活を休む連絡を自分で学校に電話した。

顧問の先生に、直接伝えたかった。

職員室にかけると、教頭先生らしき人が出た。

「2年1組の〇〇です。〇〇先生はいらっしゃいますか?」

「〇〇先生はいません。」

仕方ない。じゃあ、またかけよう。

15分後にもう一度かけた。

まだいない。

更に15分後もう一度。

3回目。

受話器の向こうで声が変わった。

「あんたはさっきから何なんだ?」

怒鳴られた。

頭が真っ白になった。

え?

ちゃんと伝えようとしてるだけなのに。

何がいけない?

中学生だった。

パニックになって、泣いた。

みかねた母が電話を代わった。

それで終わった。

先生=正しい。

その図式は、そこで崩れた。

大人だからといって信用できるわけではない、に変わった。

先生でも、教頭でも、間違う。

感情で怒鳴る。

当時は「理不尽」という言葉をうまく理解できなかった。

でも、それは頭ではなく体に入った。

肩書きで人は判断できない。

ちゃんと見ているかどうか。

筋が通っているかどうか。

そこを見る。

大人になった今でも、

どこかで大人を信用しきれない自分がいる。