20代中盤ぐらいの話。
普段、占いの類いは信じないが、興味はあった。
体験したこともないのに否定するのは昔から嫌いだった。
女友達と占いの話になり、「カップルだと安くなるよ」と言われた。
恋人でもないのに、2人で行った。
占い師は、生年月日を聞いて少し首を傾げていた。
その時気付いた。
カップル割って、そういう意味じゃなかったのね。
手相を見てもらうと、
「随分苦労してきましたよね」と言われた。
楽はしていないが、人並みの苦労はしていると思う。
少なくとも自分ではそう思っていた。
「とても20代の手相とは思えないですよ」
あれ?これ肌年齢の話をしている?
いや、占いだよな。
確かに「楽してきた手相ですね」と言われるのも嫌だが。
自分の苦労は、自分では測れないのかもしれない。
そんなことを思った一日だった。

